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2015年9月12日土曜日

労農派の歴史研究会第172回例会報告

*飯田敬輔『経済覇権のゆくえ』(中公新書)第5章


前回、学習したように、ギリシャをはじめ南欧の諸国(国名の頭文字をとってP 1 I GSと呼ばれる)の債務は、なかなか減りそうもありません。EUの危機は続きそうです。アメリカとEUが力を落としているような状況で、注目されているのが、今回のテキストにある中国経済です。中国も、先日来の世界株価暴落のきっかけをつくったように、危ういところはあるのですが、それでも、大国で、GDPの大きさでは、群を抜いています。基礎的なところを、頭に入れて、いろいろなニュースに惑わされないようにしたいと思います。


 ところで、丸善、紀伊国屋などの大書店に行くと、世界情勢の注目点を表紙に大きく書いた本が、平積みになっていて、つい買ってみたくなります。最近、私の眼についたのが、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』(文春新書 エマニュエル・ドット著)、『ユーロ破綻そしてドイツだけが残った』(日経プレミアムシリーズ 竹森俊平署)、『押収解体ドイツ一極支配の恐怖』(東洋経済新報礼 ロジャー・プードル著)です。どれもEUのなかでドイツが独り勝ちであり、南欧諸国は財政破綻して、EUは崩壊するという趣旨です。


 トッドは、経済にはあまり強くない様子ですが、他の二人は金融・財政には詳しい人です。本当にこの通りになれば、崩れかけているアメリカ、日本、中国の経済も、落ち込んでしまうでしょう。この通りになるかどうかは不明ですが、少なくともその危険性はある、ということではないかと思います。

2015年9月1日火曜日

『社会主義』2015年9月号目次

一冊600円。紀伊國屋書店新宿本店、東京堂書店、大阪・清風堂書店で販売中。社会主義協会でも取り扱っています。
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小島恒久■安倍談話について思う


特集 財政再建で切り捨てられる社会保障
仲田信雄■成長頼みの「財政健全化」と社会保障費の削減
青木明■「医療」から「介護」への転換がもたらすもの
谷川徹■締め付けが強まる生活保護
川上登■「骨太方針2015」と地方財政の課題


古川秀子■書評 『ルポ 保育崩壊』
佐藤龍彦■大震災・原発事故から四年六カ月
菅原修一■日本経団連『わが国経済外交のあり方に関する提言』を読む
三木秀樹■格差社会と闘う選挙 高松市議選の総括から
「憲法と私」語り続け引き継ごう戦争体験と改憲阻止闘争②
  岩手・伊澤昌弘/滋賀・西谷沢重/熊本・杢田恭輔
若松繁男■批評 反自民の戦線構築を担う労働運動の強化の課題
向坂逸郎■社会主義の古くして新しきもの ①